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| 昔々、アナンセという男がいました。アナンセには4人の子供と奥さんがいました。 アナンセは大きな畑を持っていて、家族はそこで出来た野菜で暮らしていました。 家族はいつも一緒に畑へ来て野菜を育てていました。 ある日のこと野菜を収穫する時期になって、アナンセは1人だけで畑へやってきました。 そして畑の野菜を全部とってしまい、ほとんどを市場へ行って売ってお金にして 残りのほんの少しの野菜を家に持ち帰りました。 アナンセは家に着くと突然泣き始めました。奥さんは心配してどうしたのか聞きました。 するとアナンセは「畑の野菜が全部泥棒に盗まれてしまったよ」と奥さんに嘘をつきました。 市場で野菜を売って出来たお金は隠して言いませんでした。 その日の晩御飯はアナンセが持ちかえってきたほんの少しの食べ物だけでした。 ある日の朝、アナンセは具合が悪くないのに「びょうきになってしまった」 と奥さんに言いました。奥さんは心配して「病院へ行った方が良いわよ」と言いましたが アナンセはウソの病気なのが分かってしまうと行けないので、病院には行きませんでした。 そしてまた何日か後、アナンセはまた言いました。 「もう僕は死んでしまうだろう、もし死んでしまったら畑の横に埋めておくれ」と言いました。 そしてまた何日かあと、アナンセは死んだ振りをしました。奥さんはアナンセに言われた通りに アナンセを畑の横にお墓を作って埋めました。 4人の子供たちとアナンセの奥さんは、それからも畑で野菜を栽培しました。そしてまた 収穫の時期になったとき、アナンセはお墓の中から抜け出してきて全部野菜を採って 市場に売ってお金にしてしまいました。 アナンセが全部採ってしまったとは知らずにやって来た4人の子供たちとアナンセの奥さんは、 野菜が全部盗まれてしまっているのを見つけました。 困った子供たちは今度こそ盗まれないようにとカカシを畑に立てることにしました。 そしてそのカカシにはベタベタするものを塗っておきました。 そして、また野菜が収穫できる時がやってきました。 アナンセはまたお墓の中から抜け出してきて野菜を盗もうと思いました。 ところが、アナンセは畑に見たことのないヤツが立っているのを見つけました。 「おまえは誰だ!」アナンセは聞きましたが、勿論カカシは答えません。 「よーし、おまえが喋らないなら俺はお前を叩くぞ!」と言ってアナンセはカカシを叩きました。 すると手がくっついて離れません。 「おい!手を離せ!手を離さないのなら今度は蹴ってしまうぞ!」と言って今度はカカシを蹴りました。すると今度は体中がカカシにくっついて離れなくなってしまいました。 そして次の日のこと、畑に野菜を採りに来た4人の子供とアナンセの奥さんは 体中にベタベタをくっつけてカカシから離れなくなってしまっているアナンセを見つけましたとさ。 NEXT 雪猫の悲しい最後→ |